第四章   いますぐ「温める生活」に切り換えよう!その2
          
--- 身体は温めれば温めるほど丈夫になる ---

   
 (8) 芯から温まるお酒の上手な飲み方

 「酒は百薬の長」ともいわれますが、その通りに敵酒をすれば、動脈硬化を予防する善玉コレステロール(HDL)の増加をうながし、高血圧、脳卒中、心臓病の予防になります。
 また、ストレスを発散し、精神疾患の予防になるということなども科学的な証明がされてきました。
 しかし、酒が「百薬の長」「万病の薬」であるというのには、酒の体温上昇作用を見逃してはなりません。 実際、風邪の引き始めなど、日本酒の超熱燗を1合も飲めば、翌日ケロット治ることを多くの方が経験していることでしょう。

 身体を温めるお酒としては、日本酒(熱燗)、焼酎のお湯割り、紹興酒のお湯割り、ウイスキーのお湯割りなどがあげられますが、以下にあげるお酒は、身体を温め、ビタミン、ミネラルを補うまさに不老・長寿・強壮薬といってもいいでしょう。

たまご酒
温めた日本酒50cc(コップ1/3杯)に卵をひとつ割りいれて、ハチミツを適度に加え、かきまぜて飲む
  
レモンウイスキー
お湯割のウイスキーコップ1杯に、レモン半個分の汁を入れて飲む
  
ニンニク酒
(1) ニンニクの玉の半分を、よく洗ってから細かく刻む。
(2) 焼酎4合の中に入れて、冷暗所に約1週間置く。
(3) この中にハチミツ100gと生姜2個、ミカンの皮1個分刻んで入れる。
(4) 就寝前に、チョコ2杯くらい飲むだけでいい。

        疲労回復、強壮・強精作用がある。
梅酒
(1) うめ1升(1.8l)に氷砂糖1升を用意し、口の大きい瓶につめる。
(2) この中に焼酎1升を入れて、ふたをして密封する。
(3) 1年以上おくと、浮いていた梅が沈み、琥珀色の梅酒にかわる。
(4) 梅酒は3年、5年とおくと、ますます効能が増加する。

        疲労回復、強精、胃腸病にいい。
クコ酒
(1) 干したクコを焼酎につけて約3ヶ月冷暗所に放置する。
(2) クコ酒に色がつく3ヶ月後に、ハチミツ90gを入れる。
 
 こうした薬用酒を飲むことは、滋養・強壮作用及び、血行を良くして美肌をつくり、消化器の働きをよくして、若返りの作用がありますが、人肌の温度にお燗をして飲用するとさらにいいでしょう。 冷え性の人は、とくに燗をすることをお勧めします。

 アルコールが飲めない人、GOTやGPT、γ-GTPなど肝機能値の高い人は、こうした薬用酒でも控えたほうがいいでしょう。

 (9) 身体を温め、丈夫になる自家製の特効薬

①生姜湯
生姜半個をすりおろし、これをガーゼでしぼり、コップにしぼり汁を入れる。
これに熱湯を注ぎコップ1杯とし、ハチミツを加えて飲む。
生姜湯は風邪のひきはじめ、下痢、「冷え」によるからだの痛み、冷え性の人の体力低下に一日2~3回飲用することにより薬効を呈します。 
 
②22種類の野菜別、身体を温める料理法

 カブ(小カブの炒め煮)

《材料》
  小カブ=600g   油揚げ=2枚   ゴマ油=大さじ1.5   だし汁=2カップ
  ハチミツ=小サジ2   しょうゆ=大サジ2.5   酒=大サジ1   塩=少々

《つくり方》
 ① 小カブは軸を2cm残して切り、たての皮をむき、放射線状に六つ切りにし、軸は3cm切り。
 ② 油揚げは油抜きをし、たて二つ切りの千切りにする。
 ③ 鍋にゴマ油を熱し、カブを入れて炒め、透明になったら軸葉をいれ、油揚げも加える。
 ④ だし汁をいれ、調味料で味を調え、煮汁が1/3になるまで煮る。



 ギンナン(煎りギンナン)

《材料》
  ギンナン   塩   植物油

《つくり方》
 ① ギンナンは鬼皮を割って、中身を取り出す。
 ② フライパンに油をひき、ギンナンを炒り、渋皮が剥けたら火からおろし、塩をする。



 キュウリ(キューサイとザーサイの和えもの)

《材料》
  キュウリ=300g   ザーサイ=50gみじん切り   ネギ=25gみじん切り   ごま油=大さじ2
  しょうゆ=大サジ1.5

《つくり方》
 ① キュウリは5cmの長さに切り、たて六つ切りのスティク状にする。
 ② ザーサイ、ネギ、ごま油、しょうゆを合わせ、この中で①を2時間ほど漬け込む。



 ゴボウ(たたきゴボウ)

《材料》
  ゴボウ=150g   白ゴマ=大さじ1.5   しょうゆ=大サジ2   みりん=大サジ1/2

《つくり方》
 ① ゴボウは皮をこそぎ、回しながらすりこぎ棒の先で軽く叩き、皮を破らないように中を柔らかく砕いていく。
 ② 鍋の大きさに①を切り、水にとってアク抜きをし、たっぷりの水からゆでる。
 ③ 5cmの長さに切りそろえる。
 ④ ゴマを香りよく炒り、半ずりにして味を調え、ゴボウを入れて漬け込む。



 サツマイモ(サツマイモのリンゴ煮)

《材料》
  サツマイモ=500g   リンゴ=30g   ハチミツ=大さじ2   塩=小サジ1/4   
  薄口しょうゆ=少々

《つくり方》
 ① サツマイモは1cmの輪切りにして、1時間ほど水につけておく。
 ② リンゴは皮をむき、塩水につけて1cmの薄切りにする。
 ③ 鍋にサツマイモとその1/3量の水、リンゴ、調味料を入れ、
     落しぶた、着せぶたをして、柔らかくなるまで煮る。



 シュンギク(シュンギクの胡麻和え)

《材料》
  シュンギク=400g   黒ゴマ=大さじ4   しょうゆ=大さじ2   ハチミツ=大サジ1

《つくり方》
 ① シュンギクは塩の入った熱湯で色よくゆで、すだれの巻いて水分をしぼり、3cmの長さに切りそろえる。
 ② ゴマは香りよく炒り、すり鉢で油の出るまでよくすり、調味料で味を調える。
 ③ ②でシュンギクを和える。



 ジャガイモ(トルティジャ・デ・パタタ)

《材料》
  ジャガイモ=400g   タマネギ=100g   卵=4個   塩。  コショウ。  植物油。

《つくり方》
 ① ジャガイモは皮をむき薄切り、タマネギも薄切り。
 ② 多目の油を熱し、ジャガイモを一緒に揚げ、油のみすてて、タマネギを加えて炒め、塩、コショウをする。
 ③ とき卵を全体に混ぜてまとめ、ふたをして弱火で両面じっくりと焼き上げる。



 生姜(生姜のみそ焼き)

《材料》
  生姜=みじん切り100g   田舎みそ=100g

《つくり方》
 ① 生姜、みそをよく混ぜ合わせる。
 ② 厚手の少々深みのある皿に、①をしっかりと塗りつける。
 ③ 遠火に金網を置き、②を逆さに金網に載せて、少々焦げ目がつくほどに焼き上げる。
 ④ 風邪のときの「なめみそ」としてもいい。



 セリ(野セリとタンポポのゴマ和え)

《材料》
  野セリ=150g   タンポポ=50g   白ゴマ=大さじ3   しょうゆ=大サジ1.5   だし汁=少々

《つくり方》
 ① 野セリ、タンポポはそれぞれに熱湯に塩を入れてゆで、しばらく水にさらしてアク抜きをした後、
    3cmの長さに切る。
 ② 炒りたてのゴマをすり鉢で油の出るまでよくすり、調味料で味を調え、だし汁でのばす。
 ③ セリ、タンポポを②で和える。



 セロリ(セロリのキンピラ)

《材料》
  セロリ=200g   チリメンジャコ=大さじ2   ゴマ油=小サジ1   しょうゆ=小サジ2
  みりん=小サジ1/2

《つくり方》
 ① セロリは斜め薄切り。
 ② 鍋にごま油を熱し、チリメンジャコを炒め、セロリを入れてさらに炒める。
 ③ しょうゆ、みりんで味を調え、火を止める。



 ダイコン(ふろふきダイコン)

《材料》
  ダイコン=500g   だし昆布=10cm   コメ=大さじ1   
  A(仙台みそ=50g 黒砂糖=30g 酒=大サジ1 だし汁=大サジ1 卵黄=1/3個)
  B(だし汁=3カップ 薄口しょうゆ=小サジ1 酒=大サジ1)   おろしユズ

《つくり方》
 ① ダイコンは3cmの長さの輪切りにして皮をむき、裏に隠し包丁を入れる。
 ② 鍋に昆布を敷き、ダイコンを並べてたっぷりの水とコメを入れて炊き、竹串が通るようになったら、 別鍋Bで下味をつける。
 ③ Aで練りみそをつくり、盛り付けたダイコンの上にかけ、ユズを天盛にして熱いところをいただく。



 タケノコ(タケノコの千切り炒め)

《材料》
  タケノコ=200g   ピーマン=100g   イカ=150g(千切り)
  下味=(しょうゆ=小サジ1 酒=小サジ1)   生姜=1片薄切り   ネギ=少々小口切り
  ゴマ油   A(しょうゆ=大サジ1   ハチミツ=少々   塩=小サジ1/3)

《つくり方》
 ① タケノコはたて千切り、ピーマンも千切りにする。
 ② イカは下味に漬けておく。
 ③ 中華鍋にゴマ油を熱し、ネギ、ショウガ、ニンニクを炒め、タケノコ、ピーマン、イカを入れて炒め、
    調味料で味を調える。



 タマネギ(玄米・野菜スープ)

《材料》
  タマネギ=100g薄切り   サフラワー油=大サジ2   玄米=60cc   ニンニク=1片みじん切り
  野菜スープ=5カップ   ジャガイモ=100gを2cm角切り   ニンジン=30gを5cm角切り
  キヌサヤ=4枚千切り   塩   コショウ

《つくり方》
 ① タマネギはきつね色になるまで炒め、サフラワー油大サジ1を加え、さらに炒める。
 ② 別にマーガリン大サジ1でニンニク、玄米を炒める。
 ③ ②を①に加え、ニンジン、キヌサヤも加えて煮込み、塩、コショウで味を調える。



 トマト(トマトグラタン)

《材料》
  トマト=1kg   オリーブ油=大さじ2   パセリ=みじん切り大サジ3   パジリコ=小サジ1
  ニンニク=1片みじん切り   塩=小サジ1/2強   黒コショウ=少々
  パルメザンチーズ=1/3カップ   パン粉=2/3カップ

《つくり方》
 ① トマトは細かく切る。
 ② ボールにすべての材料を入れ、静かに混ぜ合わせる。
 ③ 耐熱ガラス皿に入れて、175℃で20~25分間焼く。



 ニラ(ニラとアサリの炒め煮)

《材料》
  ニラ=240g   アサリむき身=100g   スープ=1/2カップ   塩=小サジ1/3カップ
  酒=大サジ1   植物油

《つくり方》
 ① ニラは4cmに切り、アサリは塩水で洗い、水分を切る。
 ② 鍋に油を熱し、アサリを傷めた後にニラを入れサット炒め、スープ、調味料を入れ、1分ほど煮る。



 ニンジン(ニンジンコロッケ)

《材料》
  ニンジン=200g   エノキダケ=50g   サフラワー油=大さじ1.5   無精白小麦粉=40g
  豆乳=200cc   卵黄=1個   塩   コショウ   衣(小麦粉 とき卵 パン粉)   植物油

《つくり方》
 ① ニンジンはみじん切り、エノキダケは2cmに切る。
 ② 鍋に油を熱し、ニンジン、エニキダケをよく炒めた後、小麦粉を加えて炒め、豆乳でのばし、
    塩、コショウで味を調える。
 ③ 火から下ろし、卵黄を加え、手早く混ぜ合わせる。
 ④ 十等分に分け、たわら型にまとめ、衣をつけて揚げる。



 ネギ(ネギとアオヤギ、焼き豆腐の煮もの)

《材料》
  ネギ=200g   アオヤギ=150g   焼き豆腐=2丁   だし汁=2カップ
  A(酒=1/2カップ みりん=大サジ1 薄口しょうゆ=大サジ1 塩=小サジ1/2)
  生姜汁=大サジ1/2

《つくり方》
 ① 焼き豆腐は1丁を四つ切。アオヤギは塩水で洗う。
 ② 鍋にだし汁を沸騰させ、Aを加え、焼き豆腐を入れて弱火で煮る。途中、アオヤギを入れる。
 ③ ネギは4cmに切り、金串をさして焼き、②に加え、ひと煮たちさせる。
 ④ 器に盛り、生姜汁をかける。

 ネギはこのほかにも、熱くした味噌汁に入れるなど、身体を温めるために、大いに使いたい野菜です。



 ハクサイ(ハクサイとふの煮びたし)

《材料》
  ハクサイ=500g   くるまふ=2本   だし汁=2カップ   しょうゆ=大サジ2   塩=少々
  ハチミツ~大サジ1   みりん=大サジ1

《つくり方》
 ① ハクサイは葉をはがして湯通しし、6cm長さのざく切り。
    くるまふは水に戻して二つ切りにし、2cmの厚さに切る。
 ② 鍋にだしと調味料を入れ、ハクサイとふを入れて炊く。



 ホウレンソウ(ホウレンソウとニンジン葉のクルミ和え)

《材料》
  ホウレンソウ=300g   ニンジン葉=50g
  衣(クルミ=みじん切り1/4カップ 薄口しょうゆ=小さじ1 だし汁=1)

《つくり方》
 ① ホウレンソウ、ニオンジン葉は色よくゆで、3cmに切る。
 ② クルミはすり鉢で油が出るまでよくすり、調味料で味を調える。
 ③ ①を②で和えて器に盛る。



 モヤシ(モヤシとニラの油炒め)

《材料》
  モヤシ=250g   ニラ=100g   A(しょうゆ=大サジ1.5 三温糖=小サジ1)   ごま油

《つくり方》
 ① モヤシは洗ってひげをとる。ニラは3cm切り。
 ② 鍋にゴマ油を熱してもやし、ニラをいため、Aの調味料で味を調え、手早く炒め、火を止める。



 ワサビ(ワサビの花の和えもの)

《材料》
  ワサビの花=150g   しょうゆ=大サジ1   だし汁=大サジ1   酒=小サジ1   花カツオ

《つくり方》
 ① ワサビの花は熱湯をくぐらせ、鍋に入れてふたをし、ふたを押さえて強く振る。
 ② 取り出して3cmの長さに切り、調味料を合わせて中で和える。
 ③ 器に盛り、花カツオをふりかけて食べる。



 ヤマイモ(麦とろ)

《材料》
  胚芽米=2カップ   押し麦=1/2カップ   ヤマイモ=200g   卵=1個   だし汁=1カップ
  みりん=小サジ1   しょうゆ=大サジ1.5   青のり

《つくり方》
 ① 洗ったコメ、ムギは一緒にし、その量の2割増しの水で炊く。
 ② ヤマイモは皮をむき、すり鉢ですりおろし、割りほぐした卵を少しずつ加えてよくすり混ぜる。
 ③ 調味料、だし汁(一度火にかけ、冷ましたもの)を加えてのばす。
 ④ ご飯を盛り、③をかけ、青のりをふる。



③身体を温める献立ポイント


  「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」のことわざ通り、いくら身体にいい食べ物でも、食べ過ぎると老廃物をたくさんつくり、血液を汚して病気になります。 よって、過食をしないことが食養生の大原則となります。

 次は、食べ物の質の問題です。
 動物は歯の形で草食か肉食かその食性が決まります。
 私たち人間の歯の合計32本は

   20本/32分=62.5%    臼歯(きゅうし)(穀物用)
   8本/32分=25%       門歯(野菜・果物用)
   4本/32分=12.5%     犬歯(けんし)(魚・肉用)

という割合になっているので、食生活のうち90%近くは、穀物や野菜・果物など植物性のものを食べるようにできているのです。 したがって、この食べ方が人間にとっての健康食ということになるのです。 そして文字通り、主食のコメを全体の6割近く摂ることも大切です。
 ただし、白米はビタミン、ミネラルを存分に含んでいる胚芽の部分をそぎ落としているため、高糖質になっている欠陥食品です。 よって、玄米食が理想ですが、実行するのが難しい場合は、白米に黒ごま塩をかけて食べるといいでしょう。
 黒ごま塩はビタミン、ミネラルをバランス良く、しかも豊富に含み、白米の欠点を補ってくれるからです。



 身体を温める献立例  【1】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
天ぷら(シイタケ、ハス、グルテンミート、シソの葉または浅草ノリ、タンポポの葉
     ニンジン、えんどう豆、サツマイモ)
ダイコンの酢じょうゆ和え


 身体を温める献立例  【2】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
野菜の煮物盛り合わせ(ごぼう、サトイモ、ニンジン、ハス、こぶ巻き、山菜巻き)
小魚のニンニク醤油漬け


 身体を温める献立例  【3】
ご飯+ごま塩 基本部分
けんちん式味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
ヤマイモの磯揚げ(6~8個程度)
小魚のニンニク醤油漬け


 身体を温める献立例  【4】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
豆腐のかば焼き
ダイコンの酢じょうゆ和え


 身体を温める献立例  【5】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
生揚げのロースト
ワカメの梅干和え


 身体を温める献立例  【6】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
グルテンミート(小麦タンパクからつくった肉のような食品)のステーキ
ワカメの梅干和え


 身体を温める献立例  【7】
ご飯+ごま塩 基本部分
わかめの味噌汁(青い野菜を少々入れる)
漬けもの(ダイコン、ハクサイなど・・・)
ひじきの五目炒め
黒豆(少々)+佃煮(コンブ、貝など)少々
ジャガイモとグルテンの生姜煮
ダイコンの酢じょうゆ和え


 (10) 断食-→究極の体熱上昇法

 断食と聞くと、飢餓と取り違えをし、危険極まりないものだという観念を持っている人が多いようです。 しかし、動物が病気やケガをしたりすると、食べ物を摂らないで治します。 これは、胃腸や消化器官を休ませて生命のエネルギーを病気を癒すほうに向けようとする本能のなせる業(わざ)と考えていいでしょう。

 私たち人類200万年の歴史のうち、99.9%に当る期間を飢え、飢饉(ききん)、氷河期など「空腹」ですごしてきたのです。
 ところが、ここ30~40年の間、飽食、美食、運動不足の生活にどっぷりとつかってきました。 その結果は、これまで慣れてきた「空腹」ではなく、初めての「飽食、過食」という事態への対処ができないために、ガン、糖尿病、痛風、心筋梗塞、脳卒中などさまざまな生活習慣病がおきてきたのです。
 体内に栄養がありすぎると、それを十分に利用、燃焼ができず、老廃物や不完全代謝産物がたまります。

 断食をすると、口内はネバネバになり、口臭、発疹(とくに皮膚病の人)、濃い尿の排泄、宿便の排泄、濃い痰(たん)の排泄など、体内の老廃物の排泄現象が盛んになります。
 また、食べ物が外から入ってこなくなるために、生命維持に必須の臓器である 「脳」 「心臓」 「肝臓」 「腎臓」 などは、体内の余分なもの(ガン細胞、病気の細胞、余分な糖分、余分な脂肪など)から栄養素を摂って生きながらえようとします。
 つまり、こうした病気が正常な細胞に食べられてしまうわけです。 これを「自己融解(じこゆうかい)」(autolysisオートリシス)といい、断食による病気治療の重要なメカニズムです。

 もうひとつ、断食による大きな治癒反応に「発熱」があります。 断食をするとものを食べないので体温が下がるのではないかと思いがちですが、事実は逆です。
 小鳥やチャボが卵を抱くとき、メスは2~3週間、ほとんど食べ物を口にせずに必死で抱いています。 卵は熱の力で孵化(ふか)するのですから、もしも食べないで体温が下がるようなら、メスは必死に食べるでしょう。 しかし、事実は逆であるということは、食べないと体温が上昇することを物語っています。

 伊豆に断食で健康を得る保養所があります。 水だけしか口にしない水断食ではなく、先にご紹介したニンジンとリンゴでつくった生ジュースを朝、昼、夕に約500cc(コップ3杯)ずつ飲む「ジュース断食」ですが、今は著名人や医師をはじめ多くの人がここを利用しています。
 断食中は散歩やゴルフ、サウナや温泉浴、それにマッサージやお手当てなど、各人自由に過ごされ、1~2週間断食を行うと健康を増進して帰られます。
 断食された本人もびっくりするような難病が治ることもたびたびあります。
 これも断食による体内の老廃物の排泄作用、自己融解、発熱などが病気の治癒力に大きく寄与しているためです。

 飽食の時代に生きる私たちにとって、空腹の何ともいえない爽快さ体験し、腫々の病気を予防することは、いま最も大切なことなのかもしれません。

 ただし、初めて断食をする人は、自己流でやると思わぬ症状が発現することもありますから、初めての人は必ず指導者の下で行うことをおすすめします。

 (11) 冷えた場所を直接温める「お手当て」法

 「お手当て」の語源は、お腹が痛いときや腰痛のときに、文字通り「手を当てる」ことで患部を温めて血行をよくし、痛みや病気を改善する本能的なしぐさからきています。
 血液には栄養、酸素、水、免疫物質が含まれているので、血行の悪いところ(冷えたところ)には病気が発生し、温めれば症状や病気が改善するのは、むしろ当たり前でしょう。

 「お手当て法」は、家庭内で簡単にできる自然療法で、しかも、副作用もないのですから、おおいに利用されるといいでしょう。



  【1】 生姜湿布

 肩こり、リウマチ、関節炎などの痛み、婦人病、ぼうこう炎などの
冷えからくる病気をはじめ、
ガン、胃潰瘍、腹膜炎、肺炎(セキ)などの
病気の症状にほとんど即効を示します。


  《つくり方》

 ① ひね生姜約150gを、おろし金ですりおろす。
 ② おろした生姜を木綿の袋に入れて、上部をひもでくくる。
 ③ 水2ℓを入れた鍋にこの袋を入れて熱し、沸騰寸前でとめる。
 ④ とろ火で温め続ける。
 ⑤ 約70℃くらいの④の中にタオルを浸した後、しぼって、このタオルを患部に当てる。
 ⑥ そのままだとすぐ冷えるので、このタオルの上にビニールを置き、その上に乾いたタオルを載せる。
 ⑦ 約10分間隔で、また、タオルを生姜湯につけて同じことを2~3回くり返す。


 痛みは直接痛む箇所に、むくみや腹水も該当部や腹に、せきには胸と背中の両方にやることで効果を上げられます。
 アトピー性皮膚炎の人も、はじめは皮膚にしみますが、回復が早くなります。 また、手がアトピー性皮膚炎の場合なら、生姜湯の中に5分間くらい手をつけておくことでもかなり効果があります。

 (注) 生姜湿布の直前直後は入浴しないこと(皮膚を刺激しすぎないため)



  【2】 ダイコン湯

 ダイコンには滋養強壮作用、健胃作用がありますが、
ダイコン湯にすると、
発汗=解熱作用、利尿作用(むくみ、心臓病、腎臓病、ぼうこう炎)に
とくに優れた効果があります。


 《つくり方》

 ① 杯3杯のダイコンおろしに、杯1/3の生姜おろしを加える。
 ② ①にしょうゆを杯2杯くらい加える。
 ③ ②に熱い番茶2合を注いで、熱いうちに飲む。


  発汗、利尿作用のほかに、食中毒にもよい飲み物です。
  ただし、一日に3回以上は飲まないこと(強壮作用が強すぎるため)



  【3】 ビワ葉温灸

 ビワの葉には、ビタミンB1(アミグダリン)が含まれており、
昔から主にガンの治療に用いられてきました。
やり方は簡単で、患部(ガンのある場所)にビワ葉を置き、その上に温灸を施します。


  乳がんの場合なら乳房に、肺がんの場合はガンのあるほうの胸部及び背部に、肝臓ガンの場合は右季助部(きろくぶ)(右上腹部)に、それぞれ数箇所、灸をやります。
 患部に温灸を押し当てて、「熱い」といったら離し、しばらくしてから」、また「熱い」というまで押し当てる、ということを繰り返します。 一箇所に数回でよいでしょう。
 生姜湿布と、一日ごとに交代でやると、さらに効果があるようです。



  【4】 梅醤番茶(ばいしょうばんちゃ)

民間療法の中では、生姜湿布と並んでよく用いられ、
しかも速効性のある方法の双璧が梅醤番茶です。
胃腸の不調(下痢、便秘、腹満=お腹が張る、腹鳴=お腹が鳴る、胃痛)、
全身の倦怠感、冷え性、風邪、痛みの病気などに効果的です。


 《つくり方》

 ① 梅干1個を湯のみに入れて、箸でたねを取り去り、果肉をよくつぶす。
 ② しょうゆを大さじ1杯加えて、よく練り合わせる。
 ③ 生姜のおろし汁を2~3滴落とした後、熱い熱い番茶を注いでよくtかき混ぜてから飲用する。





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