図解・体の仕組み


消化器系
  
膵臓のはたらきの図
  
 
  

膵臓のはたらきについて
 膵臓(すいぞう)は腹膜腔の後ろにあり、後腹壁に接しています。膵臓は消化液を分泌する外分泌腺であり、また内分泌腺でもあります。膵臓の大きな役割は膵液の生成・分泌で、膵液がないと円滑な消化は行われません。
 膵臓の外分泌部は、膵臓の中央を走っている膵管に集まり、総胆管と合流し、ファーター乳頭(大十二指腸乳頭)から十二指腸に分泌されます。
 膵臓外分泌部からは、1日に約500〜1000mlの膵液が分泌されます。膵液は3大栄養素の消化酵素を含んでおり、弱アルカリ性で胃液にて酸性になった食物を中和し、消化酵素をはたらかせます。
 内分泌部は、ランゲルハンス島(膵島)といい、その数は100万といわれています。β細胞からは欠乏すると糖尿病となるインスリン、α細胞からは血糖を上昇させるはたらきのあるグルカゴンというホルモンが分泌されます。


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