図解・体の仕組み


体幹の臓器
 
 体の前面の図
  
 
  

体の前面について
 人体は大きく、頭(顔)、頸(くび)、体幹(たいかん)(胸・腹・背・会陰(えいん))、体肢(たいし)(上肢・下肢)に区分されますが、体の主要器官の大半は体幹の中におさまっています。体幹の内腔(ないくう)、胸腔(きょうくう)と腹腔(ふくくう)は横隔膜(おうかくまく)が境となり、胸腔内臓と腹腔内臓とに区分されています。
 胸腔には左右の肺や心臓がおさまっており、その上部(胸郭上口)には食道や気管が通っています。
 腹腔の上腹部には胃・十二指腸、肝臓・胆嚢(たんのう)、膵臓(すいぞう)・脾臓(ひぞう)がおさめられています。腎臓は腹腔の背面にあり、肺と同様左右一対、2個ある臓器です。
 また、肝臓、膵臓、脾臓などは、その内部が特有の組織でつまっている状態となり、実質臓器(実質器官)といわれています。それに対して胃や小腸・大腸は内部が管腔になっており、中空器官といいます。そのうえ、胃や小腸・大腸はこの管腔内に食物を通すので消化管といわれています。
 みぞおちの右は肝臓など、病気発見のためにも、これらの位置関係をよく知っておきましょう。


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